ハックルベリー写真館2
ハックルベリー写真館2
●ストーリー仕立てでお楽しみください●
アベさんが再びケンジの家にやってきた。
母さんと話をしているうちにキミハラ家の男(ケンジ、父さん)についての
ダメだしが始まり、意気投合(!?)する二人。
「お母様。私たち、仲良くしていけますよね?」
「私より、ケンジと仲良くしてやってね」
(ケンジ談「騙されちゃダメだよ、母さん。こいつは全部、罠なんだ」)
母さんに雨に濡れたパドルを持っていっていることを怒られたケンジだが、
それでも塾にパドルを持っていくことを止めなかった。
昼休みの時間に屋上で黙々とパドルを漕ぐケンジ。
そんなケンジを屋上に残して、ボクはカオルさんのもとに向かった。
カオルさんの部屋に行くと、彼女は風邪を引いていた。
気を使うボクに、引き止めるカオルさん。
カオルさんが奥に行った隙に、ケンジが現れ、
母さんに黙ってカオルさんに会ったことを攻める。
そこへ、父さんが帰ってくる。
たまらなくなってしまったケンジは思わず、
「カオルさんなんかいなくなればいいんだ!」と言い放つ。
父さん、カオルさんから昨日カオルさんと話をしていたのはケンジという話を聞き、
ボクの存在を疑うケンジ。
父さんから「それ(=ボク)はお前自身のことだな」と言われ、走り去るケンジ。
走ってきたケンジは雨上がりで増水した
井の頭池のボートに乗り込む。
走ってきた父さんを振り払い、
ボートは井の頭池の外、神田川へと進んでいく…
父さんから借りた携帯電話に次々と電話が入ってくる。
ボクはケンジに出るように言うがケンジは聞く耳を持たない。
「ボクは一人になりたいんだ」
しかし、そんな彼らの前に突如橋桁が現れる。
橋桁はカヌーの最大の敵。
コーキチくんに電話をかけるボク。
セコ先輩のアドバイスをもとに。
ケンジとボクはスウィープ・ストロークを成功させる…