おれとあいつのカントリーロード写真館2
おれとあいつのカントリーロード写真館2
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テキ屋(?)からもらったチケットを手に辿りついたのは、ライブハウスだった。
中ではユキのライブが行われていた。
「あれ?確か前にもこんなことが…気のせいかな?」
ユキのライブは満員、すごい熱狂だった。
その中で「明日メジャーデビューをする」と報告するユキ。
会場の熱狂とは裏腹に、ユウの気持ちは複雑だった。
「うらやましくて仕方なかった」
頑張っているけど結果がでないユウ。
メジャーデビューも決定したユキ。
ユウが欲しいものはいつもユキが手に入れていた。
ふとよみがえる、ある日の光景。
「ユウ君、あのとき校舎裏に私を呼び出して何を使えたかったの?」
「僕は…君のことが好きだったんだ!!」
振り返るユウ、そこには…
…変装も中途半端なユキの姿。
「思い出した?」「何を?」
「ライブの後のことだよ」
「確か…ドライブして…二人とも眠くて…あれ?」
「そう、あのときおれ達二人は事故にあったんだ」
「おれは助からなかったけどユウ、お前はまだ間に合う。行くぞ」
「おれはいいよ、ユキがいきなよ」
「バカヤロウ!!」
ユキの必死の訴え、そして、いつも二人で帰り道に歌った曲、「カントリーロード」を聞きながら、ユウは生きてくことを決心する!
あの世とこの世をつなぐ最終列車に間に合うように、ユウは走り出した!!
「急げ、時間がないぞ!!」
テキ屋(?)にもらった銃、
そして山本(??)の尊い犠牲により、
追ってくる死神を蹴散らし、
やっとの思いで駅に着いたユウ。
しかし、駅員から「誠意を見せろ」と言われ、
おかん(?)からもらったへそくりを出す!
「お金ならあります!!」
電車に乗り込んだユウ。しかしユキの姿はもうそこにはなかった…
某ライブハウス。ライブMCにてポツリ、ポツリと今は亡き親友の思い出を語るユウ。
「人は一人では生きていけない。彼の言葉を胸に抱き、僕はこれからも生きていきそして歌い続けていきます」
ユウは弾き語りで「カントリーロード」を歌い、やがて、客席全体が歌いだす…